274657 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

MY JOURNEY@イギリス

MY JOURNEY@イギリス

その5 ドイツ①

ドイツ①フランクフルト~マインツ~コブレンツ
line

2000年4月2日
興奮と混乱の初ドイツ!

渡せなかった友達Yへのプレゼント…泣く泣く詰めて、
この荷物の重さの分だけ心にも荷物を背負って、
私の二度目のヨーロッパ一人旅は始まった。ドイツへ―。

よく考えたらイギリスから初めての飛行機ってことは、
今までお見送りばかりしててその内部は謎に包まれていた
ヒースロー内部に初潜入ではありませんか。それは感動!
ターミナルは第1だったとはいえ、初めてのハロッズヒースロー店も
服装チェックないし堪能。
でもこれから長旅に出ようってときにあそこでやっぱ買物する勇気は私にはない。
ビデオテープを買って(免税で買ったのは賢かった~イギリス高額だから)
ちょっとうきうきでBAフランクフルト行きに乗り込む。
予想通り機内食は信じられない英国的味覚で、
私の史上ワーストかな?て思ったヴァージンの機内食を軽く、
ただの小さいランチなのに更新してしまう。
スチュワーデスもおばさんばっかだし、
制服もBOOTSのおばさんみたいで、
おしゃれなのはチケットのタータンチェック柄だけって感じ。
でもイギリス在住者にとっては親しみやすい航空会社。
もっとスノッブと思ってたのに~。

あっという間に下降してあっという間にフランクフルト着。
やっぱEU内って近い!しかーし空港に出てみると、
もうものすごーく広くて何が何だかさっぱり理解できない。
国際空港なんだし天下のフランクフルトなんだから
もうちょっと英語で説明してよねーって思ったけど、
コーチの中で、ノイシュバンシュタイン城3回の通である友人に
「ドイツは英語通じないよー」と脅されたのはどうやら脅しじゃなかったみたい。
駅はBANHOFFっていうのね・・とか探してみたけどチンプンカンプン。

line

助けて~

とりあえずホテルに電話してみるとやっぱフランクフルトの駅から
地下鉄のなんだかに乗って来いってたどたどしい英語で言ってるけど、
こっちもしゃべれないしむこうもしゃべれないで、むこうの根負けで切られる。
最悪!ドイツの第一印象。
迷いに迷って同じ所をグルグルしたり引き返したり、
ようやく電車らしきものを見つけ、
ホームにいるあやしいおじいさんに今度は英語は控えめに地図を指して聞くと、
これに乗れってジェスチャー、どうやら無料?嘘つけー。
不安になりながら乗ってみたら着いたところがフランクフルト駅だと
思い込んでいた。
なるほどそういうことだったのか、と理解できたのはもっと後。
そこは空港駅だったの。

line

ここから地下鉄?もう泣きそう。
切符の買い方もぜーんぜんわかんないし、
大体目指すホテルの場所がわかんないんだからどうしようもない。
知り合いの旅行会社で予約したんだけど、自分で探すべきだったと大後悔。
インフォメーションのお姉さんもほとんど英語通じず、
こういうところにいる人と英語通じないんじゃどうしようもないじゃん!
紙に書いてもらったドイツ語が何を意味しているのかも
イマイチ理解できていなかった事を後で知る。
わけわかんないままホームに降りて切符販売機の前で泣きそうになってたら、
小さな女の子を連れたお母さんが切符の買い方、駅の場所まで教えてくれた。
あの時声をかけてもらった時はものすごく嬉しかった・・
あのおばさんにあってなかったらイギリス帰ってたかも。
降りる時も教えてくれたし、顔はシャイなのに優しい・・
これはどうもドイツ人の印象。

降り立ったのはフランクばーんほーふ。
こんなに苦労してたどり着いたのがまだフランクフルトとはがっかり!
駅は素敵でちょっと感動したけどそんな暇はない。
この調子だとホテルに着けるのはいつになるか。
タクシーで来いって言われたけど何としても自力で行ってやる。
二度目で少し慣れて何とか地下鉄にも乗れて乗り換えなんかもしちゃって、
やっと目的の動物園駅に。駅の壁画も動物でかわいいのに駅は深く、
人も少なく夕方だってのに怪しい感じで怖い!
地上に出ても公園があったのに怪しい人がぽつぽつって雰囲気で怖い!後悔!
もう顔を引き締めて公園を突っ走る。
チャイニーズがどうのこうのってあやしいヤンキー少年たちが言ってたけど
ホテルに駆け込んでセーフ。店なんかも周りにないよー。

line

やっとホテル到着。

別館のあやしい古いマンションのような建物の一室。
ブラインドが閉まらなくってレセプションまで行ったら
親切におじさんが来てくれる。絶対壊れてると確信したほど
何をどうしても閉まらなかったのに、閉まった…
ドイツのシステムは一体どうなってるんだってびっくりした。
外は暗くなっていく一方だし、外食する元気も勇気もないし
何か調達してこようと歩いてみたけど歩けど歩けどあやしい。
パブはいい感じだったけどもちろん見るだけ。
雑貨屋発見!カウンターでほしいものを中のおじさんに取ってもらう方式。
初ドイツ記念に「ビール」って思ってたけど手に取れないんじゃ
何買って良いかわかんないので、
おじさんの一番好きなのでいいって言ったらどれも好きとかって言われ(^^;
じゃぁ一番人気のって言って一本を買う。
食べ物はなかったので仕方なくホテルの前のビザハットに
泣く泣く?行ってピザとサラダ。
サラダは一人さみしくレストランの真中のサラダバーでセルフで盛る方式だった!
自分でサーブできるのは嬉しかったけど
周りのお客さんはみーんな自分を見ていた気がした・・

部屋で初ドイツビールで乾杯。あぁY(今日帰国した友達)は今何してるかな・・

line

2000年4月3日
さすがやっぱりドイツはすごい!

感動の朝食!

さて、ドイツでの初朝食はなかなか・・
あの朝の眠気をふっとばす勢いがあるほど
おいしいハムたちにすっかり惚れてしまう。
相変わらずホテルのレストランのおばさんもみーんなドイツ語で
当たり前のように話しかけてくるし、お客さんもみんな地元の人っぽい。
このあやしい動物園エリアを早いとこ出て、まずはフランクフルト駅へ。
何はともあれヨーロッパバスを予約しなければ旅の予定が狂う。
チケットを扱う旅行会社が工事中で移転してたけど、
私の不安をよそに余裕で予約できた。

line

事件発生!

しかし・・私の命綱のVISAカードは旅行初日にして使用不可能になっていた…
これはすべてフライト、フランクのホテル代、そしてこの旅のすべての電車代
(一部ボーンマス駅中近東系なんちゃって社員のお姉さんの
百回やっても間違える計算の下やっぱり間違えて買わされた
スイスパスなどを含む)支払いが同じ月に重なってしまったから…
旅行会社のお兄さんに優しい笑顔とは裏腹に私は目の前真っ暗。
ここで私が浮かんだ文字は「かげろうY」
アメックスにすべてを懸けてかげろうとしての命をボーンマスで燃やし、
ついにはそれも燃え尽きたY・・ああ、私まで異国でかげろうじゃん!
駅でキャッシュを降ろして問題なくチケットも買ったし、
バス停の場所も確認して、駅でかなり怖い思いをしながら一通り、
次のローテンブルグ、その次のミュンヘン(これが予想以上に苦労してあせった)まで宿を予約して、さぁ今日をはじめよう!

line

ライン川下り!!!

とにかくライン川下りでも上りでもしたかったので、
素敵な生バンドの音楽やかわいいストールの並んだ駅の観光を楽しんで、
インフォメーションへ。なんとびっくり!
ここのスタッフはみんな英語が話せるし、マインツまでの行き方を聞いたら、
ささっとコンピュータで時刻表を打ち出し、
聞く前に券売機まで連れてってくれて、
いくら今入れなさいとか指示までしてくれ、切符を渡し、「ホームは・・」と
訪ねる前にホームの場所まで親切に笑顔で教えてくれたのでした。
「あぁ鉄道王国!」って感動なのね。やっと味わえた。
安心したので気になってた大人気のホットドッグスタンドまで行って
ホットドッグを駅弁として買って電車に乗り込む。

順調順調!写真まで撮ってしまうほど信じられないおいしさ!
日本でこのてのソーセージものは当たりがまずないけど、
ドイツはさすが!はずれがないなぁ…マスタードまで別物。
ドイツがハム・ソーセージ・ウィンナーの本場の国だった事を改めて実感&感動。
駅のスタンドであんなに美味しいんじゃレストランとか
行けないけどビアホールとかいいんだろうなぁ…
とか思っているうちにマインツ到着。
川までは歩いて行けそうもなくバスで。
なかなか整備された町で適度に小さいし歩きやすい。
観光客は少ないけどライン川までやっとたどり着いたら
イメージ通りの素敵な船がいっぱい停まってて
川がイメージと少し違った事は船の素敵さで何とか満足。
しかし・・どうも乗り場らしきものが見つからず
やっと見つけたなぜか工事中の切符売場で聞いたらがーん!
4月下旬からマインツ発はなくって今のはホテルチャーターなんだと!
ないならないであきらめがつくのに船が目の前にあるから悔しい。
別の町から乗れそうなので少し期待をもって、
写真を撮ったらインフォメーションへ行ってみると同じ答え。
トーマスクックで調べたら電車の本数が少ないし間に合わないかも。
それ以上に一度船に乗ってしまうと長旅で帰りが何時になるか読めない。
船は次回ってことで諦め、今回は電車での川下り&上りをすることにして、
コブレンツに向かう事にした。

電車はこの路線に限ってはまぁまぁあって
途中川川川に飽きて引き返そうかなとも思ったけど
コブレンツまで行って正解だったぐらい
ローカル駅での待ち合わせは悲惨そうだった。
でも飽きる前は予想以上に汚くくらいイメージだったけど、
あの憧れのライン川をすぐ真横に見れて、船からより目線も高いし
その分岸壁の上のお城もよく見えたし、
まぁやっぱりローレライの岩はどれも岩岩岩で
何が何だか見つける事ができなかったけど、
コブレンツまでの道中はたっぷり大満足して、
やっとドイツ来たなぁって感激も味わって。
コブレンツは駅で絵葉書だけ買ってすぐ引き返す。
フランクに戻るのが遅くなるのが怖い。
何より治安悪い動物園駅が怖かったから。

帰りはわけわからないまま鉄道王国ドイツの誇るICに
何を血迷ったか乗り込んでしまい、
さすがに私もこれは違うだろうと気づいて
自分から車掌さんを探してエクストラフェアーを支払う。
ちょっと痛いなーって思ったのも一瞬
あまりのラグジュアリーさに大興奮でビデオも回す。
これはすっごく良かった♪。
行きはのんびり川を見て帰りは暗いしさっさと豪華なICで戻る、
我ながら効率的~。

line

フランクに戻って、駅のお惣菜やで色々物色して、
英語の通じないおじさんの「パプリカ」を理解できないまま買って
今宵もホテルで。だって怖いんだもんなー。
朝も早いしヨーロッパバスは一日一本。
逃すと泣くに泣けないので早く寝ることにします。

line


© Rakuten Group, Inc.